力のいらない護身術 vol.9

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買い物中に、後ろをつけられたら…

身を守るために必要なのは、「相手を倒す」ためのパワーではなく「安全に逃げ出す」ための技術です。
今回は、買い物中に不審な気配を感じたときの対処法をご紹介します。

Illustration:Satoko Fuke

STEP1 人目のない場所を避ける

周囲に人の少ないトイレや駐車場は、できるだけ利用しないこと。少し混んでいても、人の多いところを選びましょう。とくに子どもだけの利用はNGです。かならず大人が付き添ってください。

技のツボ
移動時はヒールを避けて

走って逃げられるように、スニーカーなどの走りやすい靴を選びましょう。ヒールのある靴を履かなければいけない場面でも、移動時に履き替えることをおすすめします。

STEP2 エスカレーターでは斜めに立つ

盗撮被害が多いエスカレーター。進行方向に対して斜めに立つことで、背後に気を配れます。

STEP3 扉を開けるときは周囲をチェック

車や玄関、エレベーターなど「扉を開けて中に入る」ときは必ず周囲を確認して。不審な人がいたら、いったんその場を離れましょう。

技のツボ
危険を感じたら、すぐに逃げる

勘違いかも、自意識過剰かも…とためらわず、身の危険を感じたらすぐに人の多いところへ逃げ込みましょう。「逃げる」は一番有効な護身術です。

監修 泉水流柔術代表 泉水章浩

1962年生まれ。幼少より祖父と叔父から柔術、剣術、空手を学ぶ。セミナーやカルチャー教室を中心に
古武術や護身術の指導を行っている。

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