力を受け流す護身術 vol.2
「ファンクショナル（Functional）」は「実用的、機能的」という意味。
体格や力が不利でも、いざというとき身を守れる技術をご紹介します。
第2回殴られそうになったとき
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1両手を前に出す
攻撃を察知したら、すばやく両手を前に出します。ひるまず、すぐ行動できるように、日頃から練習しておきましょう。
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2外側の手を下に、内側の手を上に
外側の腕を押し下げ、内側の腕を押し上げます。相手の腕が大きく開き、体の前が空きます
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3突き飛ばして逃げる
相手がひるんだ隙に、「やめてください」と拒否することもできます。相手にまだ攻撃の意志があるようなら、突き飛ばして距離を取り、急いで逃げましょう。
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Exercise！
すばやく腕を出したり、相手を突き飛ばしたり。とっさの防衛をスムーズに行えるよう、肩回りの動きを練習しましょう。
解説動画（殴られそうになったとき）
監修 仲山陽介（パラベラム）
1976年生まれ。2007年より護身術の調査・研究を開始し、女性や子ども、力の弱い男性に護身の知識と技術を提供する非営利団体「パラベラム」を設立。アメリカ、カナダ、フランスなどで女性護身術の研究を行い、2016年からファンクショナル詠春拳のインストラクターとして活動中。
ファンクショナル詠春拳とは？
女性が創始者と伝えられる中国武術「詠春拳」を、デンマーク出身の武術家イエスパー・ニルスン師が洗練させた実戦的な護身術です。体格や力で不利となる状況を想定し、相手の力を受け流す手技に特化しています。