学んだことを活かし、次のステップへ。
その繰り返しが成長につながる

西本 翔

開発技術部
広島市立大学大学院
2016年入社(R&D職)

CareerStory#09

1年目

城北支社→開発技術部

ALSOKの製品がどのように使われているかを体感できた

1年目の12月までは、インターンとして東京都・池袋にある城北支社で警備システムの定期点検と工事現場の立ち会いを経験しました。ALSOKのセキュリティサービスを導入いただいているお客様の会社やご自宅などに伺い、ユーザーと直接お話することで、自分がこれから開発する製品が、実際にどのように使われているのかを体感できました。支社のみなさんがすごく温かく受け入れてくれて、楽しく学びの多い研修でしたね。

1月からは開発技術部に配属され、主に金融機関向けシステムを開発する部署で、入金機のカスタマイズ開発を担当しました。入金機とは現金を取扱うお客様先に設置する機械で、売上金を入金機に投入すると計算作業が効率的にできたり、ALSOKが売上金を回収してお客様の口座に入金するというサービスを提供しています。

営業担当から共有されたお客様のご要望や社内からの改善要望を受け、開発費用を算出し、開発の是非を社内で検討します。開発が決まったら、メーカーに発注し、私たちが品質をコントロールして開発を進めていきます。(ALSOKは自社で生産設備を持たないファブレス企業のため、製造はメーカーに委託します)

メーカーや社内の営業とのやり取りが多い業務なので、仕事におけるコミュニケーションの取り方を学びました。

3年目

大手電機メーカーへ出向

大規模プロジェクトのマネジメントを経験し、ものの見方が変わった

日本を代表する大手電機メーカーへ出向し、官公庁のシステムを受託する大規模なプロジェクトに参加。プロジェクト管理を行うグループに配属されました。手を動かしてコードを書くというよりも、膨大なドキュメントを管理し、お客様が求める内容を実現できているかなどをチェックする役割です。

業務全体を俯瞰して、製品開発に関わる様々なベンダーをマネジメントしたり、官公庁の担当の方々と直接やり取りしたりする貴重な経験ができました。

最初は目の前の業務をこなすのに精一杯でしたが、周りの方のサポートのおかげもあり、少しずつ全体を見ることができるようになりました。質問したら必ず丁寧に回答をもらえ、とても助けられたのを覚えています。

ALSOKは、サービス業なので常にお客様の声に向き合う場面が多いのですが、それとは対照的に、出向中はシステムに向き合い続けたため、新たな視点が生まれた気がします。

5年目

開発技術部 機器開発室

開発着手からリリースまで全てのプロセスを経験できた

出向から戻り、「HOME ALSOK Connect」というスマートフォンで操作できるホームセキュリティを開発するプロジェクトに参画しました。主な業務は、システムアプリを開発するチームでのプロジェクトマネージャーのサポートです。

新しいサービスをより良いものにしたいという社員の思いが強く、社内で機能追加や仕様変更の要望が多数あがり、調整が大変だったのが印象的です。議論を繰り返して精査することで、機器のサイズや実装機能といった必須の要件が固まっていきました。
その後、実際に開発するメーカーと連携を取り、機器の試作品のチェックやアプリのユーザーインターフェースなどを決めていきました。

これまでは、プロジェクトの一部分だけを担当してきたのですが、今回は開発着手からリリースまで全ての過程を初めて経験できました。様々な意見が集約されて実際の製品になっていくという1つのプロジェクトの全体の流れを見ることができたのは、R&D職として本当にいい経験になったと思います。

8年目

開発技術部 警備システム第一課

ユーザビリティ向上を目指し改修案件をマネジメント

2023年4月に「HOME ALSOK Connect」が無事リリースされ、システムやアプリに関する業務がメインの部署に異動しました。プロジェクトマネジメント的な位置づけで、案件に携わっています。
特にリリースから半年間は、お客様の声をもとに、ユーザビリティの向上をメインに細かい改善を繰り返していました。リリース直後のシステムはいろいろな問題が出やすいのですが、問題を最小限にとどめ、何かあればすぐに対処することを意識していました。

キャリアを振り返ると、出向先で大規模プロジェクトのマネジメントを学び、ALSOKに戻って新製品の開発に携わり、リリース後に運用を担当するという流れで、学んだことを次の仕事につなげることができています。上司や会社は私が面談で伝えた希望を尊重し、成長に繋がる配置を考えてくれているのだと思います。

今後の目標は、BRM(ビジネスリレーションシップマネージャー)として成果を出すことです。BRMの役割は、ビジネス部門と開発部門の橋渡し役です。これまでの開発は、営業や現場からの発信に応じて行うものでした。しかし、開発側である私がビジネス領域についても理解することで、開発を活性化していきたいと考えています。
BRMに任命されたのは最近なので、今はまだ情報収集をしている段階です。営業担当や現場担当の声を聞くために、自らコミュニケーションを取りに行く機会が増えました。ゆくゆくは、ビジネスと開発の融合により、画期的な商品・サービスをリリースしたいです。

私のPRIDE

ALSOKでの開発の一番の魅力は、自分がつくったものが世に出ていることを実感できることです。街を歩いていて、自分が携わったサービスのステッカーが貼ってある住宅を見かけるとすごく誇らしい気持ちになります。開発そのもののやりがいも大きいですが、やはり自分のプロダクトがどのように使われているのかわかると、本当に嬉しいですね。

学生のみなさんへのメッセージ

先入観を持たずに自分が見て感じたことを大切にして、やりたいことができる会社を選んで欲しいです。私自身は、サービス業関連の開発を希望してALSOKのインターンに参加し、その際にお世話になった社員の人柄が決め手となり、入社しました。本当にすごく親切に対応してもらえましたし、入社後も人のあたたかさを感じる場面がたくさんあります。ぜひ、インターンなどで実際にALSOKの雰囲気を体験していただけたらと思います。

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