やりたいことがわからなかった。
だからこそ見つけた、技術者への道。

前村 太吾

多摩支社 総合職(技術)

東京工科大学卒

2022年入社

Interview#03

Talk#01

多彩なキャリアステップが、迷える自分の進路を照らしてくれた。

大学ではメディア学部という、文系と理系両方の分野を学べる学部を専攻しました。ライブコンサートの撮影をしたり映画をテーマにした講義を受けたりと、バラエティに富んだ内容で楽しみながら学びを深める日々。アルバイトでは、コンビニや蕎麦屋といった接客業から、映像にテロップを差し込む動画編集など、幅広い仕事を経験しました。1、2年生は大学生活をアクティブに謳歌していましたが、3年生に入った頃からは感染症の流行によって、多くの時間を自宅で過ごしました。

就職活動も、説明会や面接のほとんどがオンライン開催。私自身、将来的にやりたいことが明確に決まっていなかったので、就活サイトを見て興味を持った会社に応募し、営業職やシステムエンジニアなどの採用選考を進めていました。そんななかALSOKに興味を持ったきっかけは、大学のキャリアサポートセンターを通じて知ったオンライン説明会です。「聞いたことのある社名だから」という理由で参加してみたのですが、話を聞くと「ALSOKには多岐にわたる仕事があり、キャリアを積むなかで別部門へのジョブチェンジも可能」とのこと。自分の進みたい方向性が固まっていなかった私にとって、入社後の選択肢が広がっている環境は、とても魅力的に思えました。無事に内定を獲得し、入社後の仕事として技術を志望。もともと高校では理系学科を専攻しており、プログラミングや機械いじりには興味があり好きな分野だったので、この仕事に挑戦してみようと思いました。

Talk#02

いち技術者としての自信とスキルを、
着実に積み上げた日々。

技術として配属されてからの半年間は、先輩たちの点検業務に同行し、現場での対応を学ぶ期間でした。個人のお客様のもとへ向かい、ホームセキュリティのメンテナンスを見て覚えたり、訪問先でのマナーや立ち振る舞いを教わりました。次第にセキュリティシステムが複雑な法人のお客様先へ同行させていただくことも増え、さらに設置工事の現場にも連れて行ってもらえるように。ALSOKの商品や点検作業については知らないことが多かったので、現場ごとに新たな発見があり非常に面白かったです。

半年間の同行期間を終えると、秋からはひとりでお客様を訪問します。セキュリティ機器の点検業務は、基本的には動作確認の作業になるため、比較的スムーズに処理することができました。ただ、これまでの先輩が側にいてくれた状況とは異なり、不具合が生じた際にはまずは現場にいる自分が判断をしなくてはなりません。最初は戸惑うこともありましたが、責任感や緊張感を伴う、良い成長機会だったと感じています。

入社2年目を迎えた現在では、専門的な案件に対応する機会も増加。たとえば、契約先のセキュリティシステムの通信回線の更新作業も、私たち技術の仕事です。以前、お客様がインターネットプロバイダを変更された際に、セキュリティ機器がうまく作動しなくなったケースがありました。いまとなっては、その解決方法をすぐに導き出せるのですが、当時はインターネットに関する知識が浅かったこともあり、一度持ち帰らせてもらうことに。マニュアル等の社内資料を調べたり、先輩に助言を求めたりといった準備をしたうえで再び訪問。事前の下調べを徹底した甲斐あって、無事に解決することができました。正しい答えを導き出す問題解決能力と、技術者としての自信を培うことができた、印象的な出来事でした。

Talk#03

引き続きこの場所で、技術者としての自分を磨いていきたい。

ここ数ヶ月間は、セキュリティ機器の設置工事を中心に担当しています。この業務では、工事会社との連携や未知の問題への対応が発生することもあるため、点検作業よりも少し難易度が上がります。しかし、あれこれと頭を働かせながら、一つひとつの問題や機器の仕様への理解を深めていくのはとても楽しい時間です。現在も、先輩に相談したりマニュアルで勉強したりと、日々インプットに励んでいます。

技術の日常業務は、事前にスケジュールされた予定に基づいてその対応にあたることがほとんどですが、時には他部署からのイレギュラーな問い合わせが発生するケースもあります。最近では、機械警備隊から「お客様のインターネットが接続できない」という相談が入り、私が対応したことがありました。お客様のIPアドレスの確認と固定設定、その反映の手順を案内したところ、無事にトラブルの解決に成功。これまでに積み重ねてきた経験を活かし、自分の力でお困りごとに応えられたことに、大きな喜びを感じました。

もともとは「いろんな仕事を経験できるから」という理由でALSOKを選んだ私ですが、技術として配属されて以来、毎日楽しく過ごせており、いまではこの仕事のやりがいにすっかり魅了されています。職場の先輩たちは、一般に想像されるようなALSOKのイメージとは異なり、職人のようなエンジニア気質の方がたくさんいます。新築物件における設置工事では、着工の打ち合わせや定例会に同席させてもらうことがあるのですが、先輩たちの深い知識と洞察力にはいつも驚かされます。私も先輩たちの背中を追いかけながら、一人前の技術者を目指していきたいと思います。

私のPRIDE

セキュリティ機器の点検を終えた後、お客様がALSOKのステッカーを見ながら「これがあるから安心だね」と言ってくださることがあり、社名が安心の象徴として認知されていることに、自分の会社ながらすごいなと感心しています。そういった場合に、私の方からも「ちゃんと見守っているので大丈夫ですよ」と自信を持ってお答えできるのが、とても誇らしい瞬間でもあります。

学生のみなさんへのメッセージ

私自身、周囲が就職活動に奔走するなかで、あまり身が入らない時期を過ごした時もありました。「そろそろやらなきゃ」と思って慌てて活動を始めたのですが、それでもこのように充実した社会人生活が過ごせています。何かと悩むことも多いかと思いますが、就活の結果で全てが決まるということはないと思うので、いい意味での気楽さを持って取り組んでもらえたらと思います。

ある一日のスケジュール

9:00

出社。点検用具を準備し、会社を出発。

9:30

個人のお客様を2件訪問。セキュリティ機器の点検を行う。

12:00

点検が終わり次第、外出先にてお昼休憩。駐車場があるお店でランチをとる。

13:00

午後からはセキュリティ機器の設置工事へ。工事会社と連携して作業を進める。

17:00

法人のお客様先にセキュリティ機器の点検に伺った後、帰社。

18:00~

業務を終えて帰宅。