お客様からの警備輸送に対する信頼を、
縁の下で支える仕事。

安田 野乃加

首都圏資金センター 総合職(資金)

中央大学卒

2023年入社

Interview#07

Talk#01

好きなことに没頭するなかで、自分の強みに気づいた学生時代。

大学時代は、文学部の人文社会学科を専攻し、フランスの美術館やその歴史について学びました。中学校では美術部に所属するなど元来絵を描くことが好きで、そこから少しずつ芸術に興味を抱くように。月に一度は美術館を訪れるなど、好きなことに時間を費やす大学生活を送りました。一方で体を動かすのも非常に好きで、高校からダンスを始め、大学では100名を超えるダンスサークルに所属。大人数のメンバーと一緒に活動するなかで、チームをサポートする役割の重要性を認識し、またそのポジションでこそ自分の強みが発揮できることに気がつきました。

そんな経験から、就職活動の際にも「縁の下の力持ち」として社会を支える企業に入りたいと思っていました。特に、警備、ビルメンテナンスといった、誰かの暮らしを守り、環境の改善をサポートするような業界を重点的にチェック。最終的にALSOKへの入社を決めたのは、当社の採用ホームページに掲載されていた資金管理のページがきっかけでした。そこにはいきいきと働く女性の姿が映っており、その場所で活躍している自分の様子がイメージできました。

ちなみに私が卒業した人文社会学科では、仕事を通じて芸術分野に携わる学芸員といった道も開かれているのですが、「好きなものは趣味にしておく」というのが個人的な考えです。いまでもアートへの興味は尽きず、休日にカメラを持ってさまざまな場所へ足を運んでは写真を撮っています。建築にも関心があるので建築物を見に行ったり、いまでも頻繁に美術館を巡ったりと、充実したオフの時間を過ごしています。

Talk#02

一日を通して膨大な現金を取り扱い、
資金の流れを管理。

ALSOKへの入社後、希望していた資金管理部門へと配属されました。ここでは主に、警備輸送隊員がATMや入金機から回収してきた現金の管理を行います。私の担当は、ATMから回収された現金の管理です。具体的にはまず、隊員が回収してきた契約先の現金を受け取り、機械で数えます。膨大な量の現金を取り扱うため、この作業だけで時には数時間を要することも。現金を数え終えたら、1,000枚単位の大きな札束にまとめたあと、それらをALSOKの資金センターが管理する現金と組み合わせます。契約先ごとに金庫内の現金を厳密にチェックし、精査が完了したら、金庫へと格納されます。これらの一連の作業によって、お客様の大切な資金を安全かつ確実に管理しています。

資金管理部門では、同じ作業を長時間くり返すこともあり、集中力や体力が求められます。ミスを避けるために普段から細心の注意を払う必要がありますが、仕組みとして間違いを未然に防ぐための体制が確立されています。作業エリアの天井には複数のカメラが設置されており、作業中の様子を24時間撮影。万が一ミスが発生した場合でも、録画した映像を見返すことによってその原因を特定することができるのです。また、作業者一人ひとりの指差し確認も徹底されています。現金の取り扱いを人手に頼るだけに、ミスを未然に防ぐ体制が整っていることは、そこで働く私たちにとっても大きな安心材料となっています。

Talk#03

隊長のような、周囲を支える女性リーダーを目指して。

入社当初は機械で現金を数える作業に専念し、日々の業務の流れを把握するまでには約半年間ほどかかりました。ただ、一日の流れがわかるようになってからは、次に取るべき行動を予測しながら動けるようになったので、そこから周囲とのスムーズな連携やコミュニケーションが可能になりました。また、一つひとつの作業内容を理解することで、業務の完了時間の見通しが立てられるようになり、より高い集中力を発揮することができています。

資金センターには、社員のほかにパートや派遣社員として働かれている方もいます。1チーム20名から30名で構成されており、協力して作業を行いながらも、パートや派遣社員の方へ的確な指示を出すのも社員の重要な仕事です。私はまだ新人なので、直接指示を出す機会はないものの、「次はこのお金を一緒に運びましょう」と声をかけて促したり、次の動きを提案したりといった役割を率先して担うようにしています。

そんな職場で際立つのが、先輩たちの周囲への気配りと先を読む力です。先輩たちがいるだけで作業がみるみる進んでいくので、いつも感心してしまいます。また資金管理部門には女性が多く、私が所属するチームの隊長も女性が務めています。自らの作業が素早いのはもちろん、パートの方一人ひとりに寄り添って細やかな気配りをする姿は、私にとっての大きな目標です。周囲のサポートをする「縁の下の力持ち」でありながらも、自分自身が中心人物として引っ張っていける隊長のような存在を目指して、日々の資金管理に努めていきたいと思います。

私のPRIDE

私たちが管理する1,000枚単位の現金束は、ひとつあたり数十キロの重さのため、移動させるだけでも非常に大変です。それだけ多額の資金をお預かりする責任重大な仕事でもあるので、その意義を噛み締めながら毎日の作業に励んでいます。また膨大な現金を管理するとなると1日の作業量も多いのですが、そのぶんチーム全体で協力して業務を終えられた時の達成感は格別です。

学生のみなさんへのメッセージ

警備会社としてのイメージが強いALSOKですが、社内には屈強な男性ばかりではなく、女性が輝ける場所がたくさんあります。私が所属する資金管理部門でも、数多くの女性社員が活躍しており、学生時代の経験はさまざまですが、皆さん共通してとてもやさしいです。ぜひ先入観を持つことなくALSOKの事業や実際の仕事内容を知って、多くの方に興味を持ってもらえらたなと思います。

ある一日のスケジュール

8:00~

出社。警備輸送隊員が回収してきたATMの現金を受け取る。

9:00~

機械を使って金額を数える。並行して現金を1,000枚単位にまとめる「1,000枚束」の作成が進行。

12:00~

お昼休憩。

13:00~

金額を数えた現金と資金センター金庫内の現金をまとめる作業。

15:00~

データ上の金額と実際の現金に差異がないかを、契約先ごとに確認。

17:00~

金額が合致したものから金庫に格納。

18:00~

退社。