多彩な知識と専門性を兼ね備えた
プロフェッショナルを目指して。

渡邊 健太

機器開発部 R&D職

関西学院大学大学院卒

2023年入社

Interview#09

Talk#01

学生時代、「人の役に立ちたい」という思いから、介護ロボットを研究。

学生時代は、大学院の理工学研究科へと進み、介護ロボットに関する研究を行いました。介助者の動作を分析し、そのデータを用いてロボットに同様の動きを再現させるという、ソフトウェアの領域に重点を置いた内容でした。CGやVRといったエンターテイメント系の分野も選択肢にあったのですが、介護ロボットを研究テーマに選んだのは、人の役に立つような製品に強い感心があったからです。その背景には私のこれまでの人生、特に幼い頃から、人を助けることや感謝されることに強い喜びを感じていたことが影響しているのかもしれません。また大学時代には、さまざまなアルバイトを経験しました。飲食店や試験監督、大学教授の補佐、日雇いの派遣業務など、多岐にわたる仕事を通じて「人の役に立つ」ことへの思いをさらに強めました。

就職活動では、社会に貢献できる製品に携わりたいという思いと、DX化の流れを踏まえて、メーカー企業のIT部門を中心に見ていました。特に、エンドユーザーへの直接的な影響が大きい家電のIoT機器や物流の自動化といった分野にも注目していました。ALSOKに興味を持ったのは、採用担当の方との面談がきっかけです。そこから自分でも調べていくうちに、ALSOKが提供する製品やサービスが、この上なく社会の役に立っていることを知りました。当社以外にも、世の中を支える製品を手がけるメーカーはたくさんありますが、就活中に対応してくれた方々の人柄や誠実さが決め手となり、ALSOKへと入社しました。会社の情報について本音で答えてくれた点も、私にとって非常に心強かったです。

Talk#02

他部門での研修を通じて、
社会人としての基礎を積み上げた。

入社後の5ヶ月間は、川崎支社にて研修を受けました。メインは、技術の仕事に従事。先輩に同行する形で、機械警備を導入いただいているお客様のもとを訪問し、機器のメンテナンスや設置工事といった業務について学びました。そのほか実務研修として各一週間程度、営業や機械警備の仕事も経験。特に印象的だったのは、川崎の街を一日中先輩と歩き回った営業です。新規オープンを控えている店舗などに伺うのですが話を聞いてもらえなかったり、お客様のご要望と会社の事情とで板挟みになったりと、現場を担う方々のたくましさを間近で感じることができました。

また、そこで学んだのが「当たり前のことを当たり前にやる」ことの大切さです。学生であれば、自ら行動を起こすのもサボるのも全て自己責任ですが、社会人にはやるべきことを当たり前にこなす姿勢が求められます。またコミュニケーションにおいても、学生の頃は相手が粘り強く話を聞いてくれるかもしれませんが、仕事においては正確に情報を伝えなければ相手にもしてもらえません。そうした気づきを得ながら、社会人の基礎となる部分を身につけた研修期間でした。

R&D職として機器開発部に配属されてからは、まずは2週間ほどの研修を通してロジカルシンキングやプロジェクトマネジメントのスキルを教わりました。また組み立て式のブロックを活用した疑似プロジェクトを通じて、製造側と発注側とに分かれて、仕様書に基づいた製品を作るという体験もしました。開発技術部だけでなく他部署に配属されたR&D職の同期メンバー全員が参加しており、仲を深めあいながら非常に充実した時間を過ごすことができました。

Talk#03

多彩な知識と深い専門性を持ち合わせた人材に。

機器開発部とは、文字通りALSOKのセキュリティ機器の開発を担う部門です。具体的には、自立走行型警備ロボット・REBORG-Zの開発や、ホームセキュリティや法人向けセキュリティシステムの開発、機械警備隊員が使うアプリケーションの開発もしています。私が所属するのは、REBORG-Zの開発を行うチームです。チームは運用チームと内製チームとに分かれており、運用チームはお客様へのヒアリングを通じて得た要望から要件定義を行い、内製チームがその内容をもとに実際の開発を進めます。REBORG-Zの活躍の場として、駅や空港、銀行、工場などさまざまな施設が想定されますが、それぞれの場所に対応するためには、自動ドアやエレベーター、セキュリティゲートといった各設備との連携が必要です。また、ショッピングモールなどの商業施設の場合は、セキュリティ機能だけでなく、簡単なゲームといったエンターテイメント要素を取り入れた機能も提供しています。

REBORG-Zの内製チームに新たに加わった私は、まずはトレーニングとして設計書の作成に取り組みました。運用チームからの要望に基づき、その内容を設計書へと落とし込んでいきます。このトレーニングは機器開発部に配属されたR&D職の同期と協力しながら行ったのですが、新人同士であれこれと試行錯誤したことで設計書の作成への理解を深めることができ、非常に学びの多い経験となりました。現在はこの期間を終え、実際の開発作業に取り組んでいる段階です。

今後は、コーディングを含めIT関連知識のインプットに注力していきたいと考えています。その一方で、川崎支社での研修とR&D職での日々の業務経験を通じて、専門分野以外についても自分の言葉で意見や情報を伝えることの重要性を強く感じています。機器開発部というプロフェッショナルとしての専門性を磨きつつも、さまざまな知識や経験を積んでいきたいと思っています。そして、ALSOKの製品開発を通じて「人の役に立つ」仕事を実現していきたいです。

私のPRIDE

ALSOKに入社してから、街中に溢れる社名入りのステッカーが頻繁に目に入るようになりました。そのたびに、自分たちが手がけたセキュリティ機器が世の中の安全を守っていることを実感し、「人の役に立つ製品に携わりたい」という入社当初の思いをいっそう強めています。私自身の業務では、これからようやく実製作に取り掛かるフェーズに入るため、その思いを実現できるように頑張っていきたいです。

学生のみなさんへのメッセージ

就職活動では、自分の将来や今後の方向性を決めるうえで、自分自身ときちんと向きあう必要があるため、時にはつらいこともあるかもしれません。しかしこの過程をポジティブに捉えて、ご自身の強みや本当にやりたいことに着目してみてください。そうすれば、きっといい結果にたどり着けるはずです。その中でALSOKを選んでいただけるとしたら、とても嬉しく思います。

ある一日のスケジュール

9:00~

出社。朝会にて、当日のスケジュールを確認、共有を行う。

9:10~

メールの確認・返信などの事務処理

10:00~

REBORG-Zのソフトウェアの機能設計。資料作成。

12:00~

1時間のお昼休憩。

13:00~

設計者のレビュー

14:00~

課内ミーティングにて、各案件の進捗状況の共有など。

17:00~

レビューアから受けた指摘をもとに修正作業。

18:00~

退社。