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今月のテーマ 「年末年始の火災にご注意を!」 今月の専門家 ガードマン 駆付男(かけつけお)

問題 「火を消し忘れてコンロから離れたことはありませんか?」 アンケート集計結果投稿してくれた皆さんのコメント

火災の恐ろしさを知っていても、油断してコンロを離れる人が79.0%も

火災の恐怖、それは短時間でアッという間に火の勢いが増して周囲に燃え広がってしまい、家や財産を失うだけではなく、命までも失いかねないのです。そんな恐ろしさを認識しているにも関わらず、火災の発生は後を絶ちません。そこで、今回は常に出火原因の上位にあるコンロをテーマに、アンケートを実施しました。すると、火を消し忘れてコンロから離れたことがあると答えた方が79.0%という結果に。その時の状況は、調理が終わったのに火を消し忘れていたり、鍋で煮込んでいることを忘れるなど、ちょっとした油断からヒヤッとしたことがあるようです。また、実際に火があがったことがあると答えた方も7.0%もいます。日頃から、火災を起こさないための備え方や火災が起きてしまった時の正しい対処法を知っておくことが大切です。

傾向から見る防犯のヒント「コンロ火災の66.5%が消し忘れ。ちょっとした油断が大惨事に」

イラスト「コンロ火災」

総務省消防庁から発表された「平成22年版 消防白書」によると、平成21年中の総出火件数は5万1,139件にのぼります。出火原因は、放火が最も多く、次いでコンロ、タバコの順です。そこで、今回は家庭における不注意や不始末が原因となっている、コンロ火災についてお話をします。実は、コンロ火災の5,139件のうち、66.5%に当たる3,419件が消し忘れによるものです。ちょっとした油断によって尊い命や財産を失わないように、火災予防の留意点を今一度見直してみましょう。

揚げ物の調理中は離れないのが鉄則。やむを得ず離れる時は必ず消す!

揚げ物用の鍋の油が温まるのを待っている間に、雑誌やテレビに夢中になってしまったことはありませんか? 調理の途中に訪問者が来たり、電話がかかってきた時、コンロの前から離れたことはありませんか? 危険だとわかっていても、“ちょっとだから”とか“うっかり”をしてしまいがちですが、絶対にコンロから離れてはいけません。離れる時は、必ず火を消すようにしてください。最近は、昔に比べてコンロの機能が向上しているので、センサーが温度を感知して自然消火してくれます。しかし、底が薄い鍋を使用したり、油の量が極端に少ないと、温度を正しく感知できずに出火してしまうことがあります。また、意外に多いのが、魚を焼くグリル内の魚の油や汚れが過熱して発火するケースです。未然に防ぐためにも、こまめに掃除をするようにしてください。

消火器が最も有効な手段。簡単に消火できる油火災用のグッズも

 もし天ぷら鍋やグリルから出火してしまったら……。決して水はかけないでくださいね。炎が爆発して非常に危険です。一番の方法は消火器。消火器がない場合は、濡らしたシーツを上に被せて空気を遮断することで消火ができます。その時、火種が残っている場合があるので、すぐにシーツを取り除いてはいけません。確実に消火したかを確かめましょう。人は、火を見るとパニックになり、冷静に判断をするのが難しいもの。ALSOKでは、コンパクトサイズの液体住宅用消火器「キッチンアイ」などを取り扱っています。キッチンまわりに消火できるグッズを備えておくといいですね。また、23年6月から設置が義務化された“住宅用火災警報器”も扱っていますので、まだ取り付けていない方はご利用ください。

油火災の恐ろしさは、発火するまでの時間が思いのほか短いということです。アッという間に炎が立ち上り、周囲に燃え広がってしまいます。冬の時期は特に空気が乾燥しているため、火の回りが3倍早いと言われています。コンロ火災に限らず、たばこやストーブなどの火の取り扱いには十分に注意をしましょう。



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