海藻
鉄分やカルシウムなどのミネラル、食物繊維が豊富。中医学では腎機能を高めるとされる。
作り方
ひじきは水でもどす。ペーパータオルで包み、水けをしっかりしぼる。
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鍋に1を入れ、中火で約2分、水けがしっかり飛ぶまで、から炒りする。弱火にしてAを加え、焼き海苔をちぎり入れる。
海藻に調味料を吸わせるように4~5分、木べらで混ぜながら煮る。粗熱がとれたら清潔な保存容器に入れる。冷蔵で2週間くらい保存可能。
牛肉とわかめの海藻スープ
韓国では産後にわかめのスープを毎日のように飲む風習があるほど。胃にやさしく滋養もたっぷり。
わかめと牛肉をよく炒めるのがコクを出すコツ。作った翌日はさらにおいしくなりますよ。
海藻の佃煮のビビンパ
海藻の黒、ナムルの緑と赤、卵の黄、ナッツの白、トッピングが5色になるようにすると見た目も美しく栄養バランスもよくなります。佃煮をのせる量は好みで増減してください。
腎を養生する黒い食材で寒い冬を元気にのりきる
~海藻の佃煮~
寒い冬は生命力の要である「腎」を養生することが、中医学では大事とされています。腎の働きをよくするのは、海苔やひじきなどの黒い食材。海藻は鉄分やカルシウム、アントシアニンが豊富で、老化の予防や貧血など女性に多いトラブルの解消にも役立ちます。
海藻の佃煮は湿気ってしまった海苔で作っても大丈夫。黒すりごまを加えて栄養効果をアップさせてもいいですね。ごはんのおともとしてお弁当に入れてもいいですし、納豆やゆで野菜に混ぜるなど和え物にも重宝します。ひき肉と一緒に炒めてうどんにのせればジャージャー麺風に、和風スパゲッティの具にしてわさびを添えてもおいしいですよ。
料理家 井澤由美子さん
四季折々の食材の味と効能が際立つ、シンプルなレシピを数多く発信。発酵食や中医薬膳も得意とし、レモン塩ブームの火付け役としても知られる。