健康応援レシピ vol.3

  • 次号
  • バックナンバー
  • 前号
Vol.3 かさまし満腹レシピ 手軽で元気に!健康応援レシピ 毎号テーマに沿って、健康的な体をつくるためのレシピを紹介します。

「かさまし食材」でボリュームアップ

食欲の秋。たくさん食べたいけれど健康面が気になるというとき、味方になってくれるのが「かさまし食材」です。「きのこたっぷり和風焼きそば」は、エリンギを細く裂くことで麺のかさましに。うま味の強い舞茸を豚肉のかさましとして活用できます。「高野豆腐入りハンバーグ」は、高野豆腐をすり下ろしてボリュームアップ。エネルギーはあまり増やさずに、全体のボリュームや栄養素をプラスできる「かさまし食材」。ぜひ活用して、食欲の秋を楽しみましょう!

きのこたっぷり和風焼きそば

 エネルギー 1人分 549.0kcal

材料[2人分]
  • 中華麺(蒸し)2玉
  • 豚バラ薄切り肉100g(塩・こしょう各少々)
  • エリンギ2本
  • 舞茸100g
  • にんじん1/4本
  • 小ねぎ5本
  • にんにく1片
  • 生姜1/2片
  • 油大さじ1/2
(A)
  • 酒大さじ1
  • 醤油大さじ1
  • みりん大さじ1
  • 水大さじ3
(B)
  • 醤油大さじ1/2
  • 黒こしょう少々
  • エリンギは手で細く裂き、舞茸は大きめにほぐす。にんじんは短冊切り、小ねぎは5cmの長さに切る。

  • 豚肉に塩・こしょうをふる。フライパンに油、にんにく、生姜を入れて弱火にかけ、香りが立ったら豚肉、エリンギ、舞茸、にんじんを加えて中火で炒める。

  • 豚肉の色が半分ほど変わったら(A)を入れて全体を混ぜ、豚肉に火が通ったらいったん取り出す。

  • フライパンに中華麺と水を入れて中火にかけ、麺をほぐす。

  • 麺がほぐれたら[3]を汁ごと戻し入れて小ねぎと(B)を加え、全体をよく混ぜる。

きのこ類にはβグルカンという食物繊維の一種が含まれており、かさましだけでなく腸内環境を整えるのにもおすすめ食材です。

高野豆腐入りハンバーグ

 エネルギー 1人分 401.1kcal

材料[2人分]
  • 牛豚合いびき肉200g(塩・こしょう各少々)
  • 玉ねぎ1/2個(塩ひとつまみ)
  • パプリカ(赤・黄)各1/4個
  • 高野豆腐1枚
  • 卵1個
  • 油大さじ1/2
(A)
  • ケチャップ大さじ1.5
  • みりん大さじ1
  • 醤油小さじ1
(付け合わせ)
  • ブロッコリー100g
  • ミニトマト4個
  • 玉ねぎはみじん切りにして耐熱ボウルに入れ、塩を加えて軽く揉み、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで2分加熱し、粗熱をとる。

  • ボウルに合いびき肉、塩・こしょうを入れてよく混ぜ合わせ、粘りが出てきたら[1]と卵を加えてよく混ぜる。

  • 高野豆腐をすり下ろして粉状にし、[2]に加えて混ぜ合わせる。2等分にして成型したのち、冷蔵庫で15分ほど寝かせる。

  • フライパンに油を入れて中火で熱し、[3]を焼く。片面が焼けたら裏返して1分ほど加熱したのち、水大さじ2(分量外)を回し入れて蓋をし、弱火で10分ほど蒸し焼きにする。

  • [4]を皿に盛る。空になったフライパンに(A)を入れ、沸騰したら火を止めて[4]にかける。お好みで塩茹でしたブロッコリーと半分に切ったミニトマトを添える。

高野豆腐にはたんぱく質のほかにカルシウムや鉄、亜鉛など不足しがちなミネラルも含まれています。肉ダネは寝かせることで高野豆腐が水分を吸い、型崩れを防げます。

●料理監修 磯村優貴恵先生

管理栄養士。痩身専門の食事指導や特定保健指導の後、日本料理店での料理修業を経て、現在は家族みんなでおいしく食べて健康になれるレシピ・商品開発、執筆などを行う。

健康応援レシピ vol.3

  • 次号
  • バックナンバー
  • 前号