「かさまし食材」でボリュームアップ
食欲の秋。たくさん食べたいけれど健康面が気になるというとき、味方になってくれるのが「かさまし食材」です。「きのこたっぷり和風焼きそば」は、エリンギを細く裂くことで麺のかさましに。うま味の強い舞茸を豚肉のかさましとして活用できます。「高野豆腐入りハンバーグ」は、高野豆腐をすり下ろしてボリュームアップ。エネルギーはあまり増やさずに、全体のボリュームや栄養素をプラスできる「かさまし食材」。ぜひ活用して、食欲の秋を楽しみましょう!
きのこたっぷり和風焼きそば
エネルギー 1人分 549.0kcal
エリンギは手で細く裂き、舞茸は大きめにほぐす。にんじんは短冊切り、小ねぎは5cmの長さに切る。
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豚肉に塩・こしょうをふる。フライパンに油、にんにく、生姜を入れて弱火にかけ、香りが立ったら豚肉、エリンギ、舞茸、にんじんを加えて中火で炒める。
豚肉の色が半分ほど変わったら(A)を入れて全体を混ぜ、豚肉に火が通ったらいったん取り出す。
フライパンに中華麺と水を入れて中火にかけ、麺をほぐす。
麺がほぐれたら[3]を汁ごと戻し入れて小ねぎと(B)を加え、全体をよく混ぜる。
きのこ類にはβグルカンという食物繊維の一種が含まれており、かさましだけでなく腸内環境を整えるのにもおすすめ食材です。
高野豆腐入りハンバーグ
エネルギー 1人分 401.1kcal
玉ねぎはみじん切りにして耐熱ボウルに入れ、塩を加えて軽く揉み、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで2分加熱し、粗熱をとる。
ボウルに合いびき肉、塩・こしょうを入れてよく混ぜ合わせ、粘りが出てきたら[1]と卵を加えてよく混ぜる。
高野豆腐をすり下ろして粉状にし、[2]に加えて混ぜ合わせる。2等分にして成型したのち、冷蔵庫で15分ほど寝かせる。
フライパンに油を入れて中火で熱し、[3]を焼く。片面が焼けたら裏返して1分ほど加熱したのち、水大さじ2(分量外)を回し入れて蓋をし、弱火で10分ほど蒸し焼きにする。
[4]を皿に盛る。空になったフライパンに(A)を入れ、沸騰したら火を止めて[4]にかける。お好みで塩茹でしたブロッコリーと半分に切ったミニトマトを添える。
高野豆腐にはたんぱく質のほかにカルシウムや鉄、亜鉛など不足しがちなミネラルも含まれています。肉ダネは寝かせることで高野豆腐が水分を吸い、型崩れを防げます。
●料理監修 磯村優貴恵先生
管理栄養士。痩身専門の食事指導や特定保健指導の後、日本料理店での料理修業を経て、現在は家族みんなでおいしく食べて健康になれるレシピ・商品開発、執筆などを行う。