河川・ため池の監視をALSOKが一括管理
近年、中小河川や農業用ため池の氾濫が社会問題となっております。
ALSOKでは、複数の水位計メーカーと連携し、ソリューションを展開しています。溢れる前の段階で水位を把握し、迅速な水防活動を実施するために、
水位計等の観測機器を設置、観測機器の維持管理、水位情報の伝達、防災関係者の安否確認、および現場作業を一括して御提供いたします。
このような課題はありませんか?
維持管理するのが難しい
ALSOKでは、水位計等の観測機器を設置、観測機器の維持管理および現場作業を一括して御提供することで、適切な運用を目指します。
水位情報を伝達したい
住民向けのWEBページを構築・運用します。WEBページへの集中アクセス対策およびセキュリティ対策も行います。
「河川・ため池監視ソリューション」の
特長
機器設置(水位計等の設置)
河川やため池等の周辺へ水位計、監視カメラ、雨量計等の観測機器を設置。電源や通信回線は環境に適した形でご提案します。
機器の維持管理
クラウドシステムの死活監視機能(機器の通信障害)や、機器の定期点検によって、突発的な不具合を予防します。
水位情報の伝達
(職員・住民への情報共有)
収集した水位情報およびカメラ画像のデータの最新情報をWEBページ(動画配信サイトYouTube等)で公開し、住民に注意喚起を促すことが可能です。また、非常時に職員へアラートメールを送信します。
防災関係者の安否確認
災害発生時、安否確認メールで防災(水防)本部と地域住民(委託職員)を含む関係者のコミュニケーションルートを確保し、安否を迅速、確実に把握することが可能です。
「河川・ため池監視ソリューション」の
サービス紹介
機器設置
機器の維持管理
増水時、確実に機器が作動するように、適切な機器の維持管理を行います。
また、フェンスや扉に防犯センサーを設置することで、施設内への侵入を検知できます。
水位情報の伝達(職員への情報提供)
職員向けクラウドサービスは、PCやスマートフォンのWEBブラウザで水位やカメラ映像を確認できます。
また、10件までアラートメールの送信先を設定できます。この機能を活用し、事務所で早期に異常を把握するために以下の監視体制を構築することができます。
防災関係者の安否確認
● 安否確認メール
災害発生時、安否確認メールを管理者から対象の関係者へ自動配信します。メールを受信した関係者による応答結果は、お客様専用ホームページ上で随時更新され、管理者は応答状況をリアルタイムで確認、集計できます。
詳しくは「ALSOK安否確認サービス」ページをご覧ください。
河川・ため池監視ソリューションの
導入事例
市が管理する樋管ゲート2カ所に対して、計測機器を設置し、職員向けおよび市民向けのデータ閲覧WEBページを構築しました。水位計や雨量計や流向流速計を設置したことで、雨量と水位の変化の分析や河川からの逆流発生のタイミングが分かるようになり、ゲート操作の判断にお役に立つと考えております。また、近隣の自治体や住民にも観測データを共有できるようになり、避難判断の参考情報にもなると考えております。
【設置した機器】
・超音波式水位計 2台
・圧力式水位計 1台
・監視カメラ 3台
・雨量計 2台
・流向流速計 2台
・太陽光発電パネル
・バッテリー一式
市が管理する樋管ゲート3カ所に対して、計測機器を設置し、職員向けのデータ閲覧WEBページも構築しました。これまで目視確認に頼っていた水位確認を、いつでもオフィスからPCやスマートフォンで確認できるようになり、確認作業が短縮化されることで、増水時の迅速な判断に繋がると考えております。また、樋管ゲートの操作員(地域の委託職員)にも観測データを共有することで、データに基づいたゲート操作に貢献すると考えております。
【設置した機器】
・超音波式水位計 3台
・圧力式水位計 1台
・監視カメラ 2台
・太陽光発電パネル
・バッテリー一式
お客様の声
システムを導入前は、職員が定期的に巡回していました。PCやスマートフォンで状況確認ができるため、異常を早期に発見することができます。
樋管(樋門)操作を委託している方も、クラウドサービスにより、カメラ画像を閲覧できるため、意思疎通が容易になりました。
住民向けにカメラや水位グラフを公開するホームページを構築しました。アクセス状況から、住民の関心度がよく分かります。
よくあるご質問
- どの様な水位計ですか?
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圧力式水位計と、超音波式水位計です。観測条件によって機種を選択します。
- 警戒水位は何段階設定できますか?
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3段階です。
- 住民向けのホームページも構築できますか?
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住民向けホームページは集中アクセスを考慮した上で構築します。自治体のホームページとは独立した形での運用も可能です。