カラダ応援レシピ vol.2

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ピーマン

ビタミンCが豊富な
緑黄色野菜

夏が旬のピーマンは、熱帯アメリカ原産の緑黄色野菜です。暑い地域で生まれたせいか、ビタミンやカリウムなど、夏に必要な栄養素を豊富に含んでいます。 なかでもビタミンCの含有量は、手に入りやすい野菜の中ではトップクラス。ビタミンCには、細胞の老化を抑制する抗酸化作用や、紫外線によるメラニンの生成を抑える効果があります。シミやそばかすを防ぎ、美肌を保つのに欠かせない成分なので、ぜひ積極的に摂り入れたいですね。
いっぽうで、ビタミンCには「加熱によって壊れやすい」という特徴もあります。果物や野菜によっては、調理後にビタミンCが減少してしまうことも・・・。しかしピーマンの場合、ビタミンCを熱や酸化から守ってくれるビタミンPという成分も含まれています。おかげで、焼いたり炒めたりしても、ビタミンCを壊さず摂取できるのが、ピーマンの特徴です。
生でサラダなどにしてもおいしい野菜ですが、さっと湯通しすると独特の青臭さが減って、子どもにも食べやすくなります。細切りにしてシャキッと炒めたり、大きめに切って、少しくたっとするまで焼きつけたりするのもおすすめです。かさが減って、たっぷり食べられます。

ピーマンと豚バラのチャンプルー

Photo:Shinpei Fukazawa

ピーマンを大きめに切り、薄切りの豚バラを使って脂の旨味をからめました。ふんわり炒めた卵と鰹節で、チャンプルー風に。

材料[2人分]
  • ピーマン 4個
  • 豚バラ薄切り肉 150g
  • 卵 2個
  • 鰹節 1袋(2.5g)
  • 酒 大さじ1
  • 塩 適量
  • 粗びき黒胡椒 適量
  • サラダ油 小さじ1
  • ピーマンは縦半分に切って、たねとワタをとり、aななめに2~3等分に切る。豚肉は長さを3等分に切る。卵はボウルに割り入れて溶き、塩少々を加えて混ぜる。

  • フライパンに油を入れて中火で熱し、豚肉を並べ入れる。塩と粗びき黒胡椒を少々ふり、1分ほど焼いてカリッとしてきたらb裏返して端に寄せる。

  • 空いたところにピーマンを広げ入れ、強火にしてc少し焼きつけてからさっと炒める。さらに塩と粗びき黒胡椒を少々と、酒、鰹節を加え、全体を炒めあわせる。

  • 豚肉とピーマンを端に寄せ、空いたところに卵液を流し入れて、dフチが膨らんできたらさっと全体を炒め、皿に盛りつける。

ピーマンとしらすの甘酢和え

Photo:Shinpei Fukazawa

細切りのピーマンをさっとゆがき、しらすと甘酢でさっと和えたさっぱり副菜。

材料[2人分]
  • ピーマン 3個
  • しらす 40g
  • A
    ・塩 ひとつまみ
    ・酢 小さじ2
    ・砂糖、しょうゆ 小さじ1/2
  • ピーマンは縦半分に切り、たねとワタを取ってa横に幅3mmに切る。しらすはザルに入れる。ボウルに[A]を混ぜ合わせる。

  • 鍋に湯をわかし、ピーマンを入れて30秒ゆでる。1のザルに上げて、水気をしっかり切る。

  • 21のボウルに入れてさっと和え、皿に盛りつける。

料理家 髙山かづえ さん

料理研究家、ワインソムリエ。手軽でおいしく、華やかなレシピを提案し、雑誌や書籍、テレビ、WEBなど幅広い媒体で活躍中。

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