歳時記 vol.6

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歳時記

キムアネップ岬

北海道

キムアネップ岬は、北海道の北東部、常呂(ところ)郡佐呂間(さろま)町にある。「キムアネップ」とはアイヌ語で「細長い山」を意味し、町のシンボルであるサロマ湖に突き出たその細長い形状から名づけられた。アッケシソウの群生地として有名で、秋には葉や茎が赤紫色に美しく紅葉する。その様子がサンゴに似ていることから「サンゴ草」の別名がある。湖に沈む夕日は日本一とも言われ、サンゴ草をさらに赤く染めて、幻想的な世界をつくる。

茎や枝が色づいたアッケシソウ。塩分の多い湿地を好む。

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