昨年は台風や地震など、大きな災害が各地で起きました。これまでの生活が一瞬で壊れる困難な状況になることもあります。
そうした事態を最小限の被害にとどめるためには、日頃の準備が最も重要です。第一歩として、まず自分が住んでいる地域の特性を理解したいもの。参考にしたいのがハザードマップ。国土交通省ではポータルサイトを設け、洪水や土砂災害、道路防災情報を地域で検索できるサービスを提供しているので、一度確認することをお勧めします。また、家族と連絡がつかない場合を想定し、通信キャリア各社が提供する安否確認情報も家族で確認し合いましょう。
また、災害時に役立つのが日常備蓄と非常持ち出し袋。セット販売も多いので、家族構成や地域の状況を考慮して、必要なグッズを見直してみるのも良いのではないでしょうか。2018年の経験を教訓に、今すぐチェックを始めましょう。
災害にあった時のアイデア
いつ、どこで起こるかわからない災害。起きてしまった時の災害に対して、私たちにできる身の回りにあるもので簡単にできる防災対策のアイデアをご紹介します。参考:東京消防庁ほか
ポリ袋と新聞紙で暖をとる
新聞紙をくしゃくしゃに丸め大きなポリ袋に入れ、その中に足を入れます。
キッチンペーパーでマスクを作る
キッチンペーパーやペーパータオルの端をホチキスでとめ、マスクの代用にします。
ゴミ袋でポンチョを作る
大きめのゴミ袋を切り抜いて、簡易のポンチョにします。防寒にも役立ちます。
簡易ランタンを作る
懐中電灯にかぶせた白いポリ袋の持ち手を、懐中電灯に結びつけます。
ポリ袋で三角巾を作る
添え木で腕を固定して、ポリ袋の持ち手の横を切り首から吊るします。
単三電池を単二に変える
タオルやハンカチなどの布を用意し、単三電池の高さにあわせて切って巻きつけます。直径が2.6㎝になったらセロハンテープで止めます。
首都直下地震等の大規模地震の被害想定
想定される主な事態
- 電気・ガス・水道などのライフラインの被害
- 道路等の寸断で物流に支障が出て、必要なものが手に入らない
- 自宅の倒壊を免れた人たちは、当面自宅にとどまって生活
各ライフラインの機能が95%回復に要する日数目標
- 電気 7日
- 通信 14日
- 上下水道 30日
- 都市ガス 60日
※平成24年4月東京都防災会議より
ALSOKの防犯・防災グッズ
非常用持ち出し袋
災害にあってすぐ避難しなければならない場合、少なくとも必要になる物を持って行けるようバッグにまとめておくことも必要です。
非常用飲料水、非常食等8種類セットの「緊急キット」最低限必要な携行必需品
備蓄ユニット
非常用持ち出し袋
災害にあいライフラインが止まった場合に必要になってくる物を、普段から備えておくことが必要です。それらの物品は日常的に使うものもあるので、多めに買っておき、少なくなってきたら買い足すローリングストック法を活用することをお勧めします。家族構成によって必要な物も変わってくるので、リストを参考に増減してみましょう。
※夫婦2人、乳児1人、子ども1人、高齢者1人の5人が3日間過ごすために最低限必要なもの。★は日常的に使う物です。
The Next Dekade
10年保存水 2L×6本
不純物を取り除いた超長期保存水
全員
- 水★45ℓ
- 給水タンク2個
- 給水袋2袋
- アルファ化米、レトルトご飯45食分
- 缶詰(さばの味噌煮、野菜など)★15缶
- レトルト食品(冷凍食品)★15個
- 缶詰(果物、小豆など)★3缶
- 加熱なしで食べられる食品(かまぼこ、チーズなど)★5個
- 栄養補助食品★15箱
- カセットコンロ2台
- カセットボンベ8本
- マルチツール(缶切り・ナイフなど)★1個
- 簡易トイレ75回分
- トイレットペーパー★12ロール
- ティッシュペーパー★1パック(5個入)
- 大型ビニール袋・ゴミ袋★適宜
- 除菌ウェットティッシュ★1箱(約100枚)
- 常備薬・市販薬★各1箱
- 救急箱★1箱
- 携帯電話の予備バッテリー携帯電話の台数分
- 手回し充電式などのラジオ1個
- 懐中電灯2個
- 乾電池★50本
- ライター/点火棒/マッチ1本
- ロープ1本
- ガムテープ2巻
- 軍手5組
- 使い捨てコンタクトレンズ★1ヶ月分
女性
- 生理用品(30個×2パック)★60個
乳幼児
- 粉ミルク(スティックタイプ)★20食分
- 離乳食(アレルギー対応)★9食分
- おむつ★70個
- お尻拭き★3パック
高齢者
- おかゆなどのやわらかい食品、高齢者用食品9食分
- 入れ歯洗浄剤★30錠
- 常備薬(処方薬)★1ヶ月分
- 老眼鏡1個
- お薬手帳1冊