この“言葉”を言われたら
要注意!
特殊詐欺の最新手口
電話やメール、SNSなどの発展と共に年々多様化していく特殊詐欺の手口を知り、自分と家族の安全を守りましょう。
特殊詐欺の手口を把握して被害を防ごう
特殊詐欺とは、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などのように「電話やメールなどを利用して、被害者と対面することなく現金などをだまし取る」犯罪行為の総称です。2020年の発生件数は、全国で1万3550件、被害総額は約285億円にものぼりました。通信技術の発展に伴い、その手口は年々巧妙化しています。
今回ご紹介するのは、代表的な特殊詐欺の手口と、犯行の際によく使われるキーワードです。それぞれの手口の特徴をしっかり理解しておけば、あやしい電話やメールを受けたときに「詐欺だ」と気づいて被害を防げるかもしれません。「もしかして」と思ったときに、家族や身近な人に相談できる環境も大切です。
「自分はだまされない」「うちの親は大丈夫」と思いこまずに、ぜひ家族みんなで情報を共有して、対策を話し合ってみてください。
被害者の約9割が高齢者
特殊詐欺の被害者の85.7%は65歳以上の高齢者です。とくにオレオレ詐欺や預貯金・キャッシュカード詐欺、還付金詐欺被害に占める割合が多くなっています。いずれも電話による犯行がほとんどなので、高齢の家族がいる場合は、「知らない人から電話があったら家族に連絡する」「声や電話番号が違う家族から電話があったら、かならず本人にかけ直して確認する」などのルールを決めておくと安心です。
新型コロナウイルスに関連した特殊詐欺も…
2020年には、自治体職員などを名乗って「新型コロナウイルス関連の給付金があるので、振込先の口座の通帳などを用意してほしい」と電話をかけ、預貯金をだましとる事件が多発しました。言い回しは変わっても、手口は典型的な特殊詐欺です。少しでも不審に感じる電話を受けたら、警察に相談しましょう。
キーワードで見分けよう! 特殊詐欺の種類
1)オレオレ詐欺
親族を装い、現金の引き渡しや口座への振り込みを要求してきます。あわてずに、まずは親族本人に連絡して確認をとりましょう。あらかじめ家族で「合言葉」を決めておくのも有効です。
2)還付金詐欺
自治体の職員などを名乗ることもあります。還付金のほか、給付金、過払い金などの受け取り操作を指示してきますが、いずれもATMでは受け取れません。すべて詐欺なので、電話を切りましょう。
3)預貯金・キャッシュカード詐欺
警察官や銀行協会職員などを名乗り、キャッシュカードや通帳をだましとろうとします。口座の犯罪利用やカードの不正利用などの場合も、警察官や職員が暗証番号を聞いたり、カードを預かったりすることは絶対にありません。
4)架空料金請求詐欺
事業者や裁判所を名乗り、手紙やメール、SNSなどを経由して架空の料金を請求してきます。近年は電子マネーを利用した手口が増加していますが、事業者や裁判所が電子マネーの購入を強要することはありません。確実に詐欺なので、無視しましょう。
「もしかして、詐欺?」と不安に感じたら…
電話窓口やWEBサイトで相談してみましょう。
ご家族のご相談や、情報提供も受けつけています。
電話窓口
●警察相談専用窓口:#9110
●消費者ホットライン:188
WEBサイト
大切な家族を特殊詐欺から守ります トビラフォン
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