vol.4
キッチン下
散らかりやすい箇所を簡単に片づけられる
3つの方法をご紹介します。
Photo:Sayaka Masumoto
- アイテムは「火」「水」「調理」の3ゾーンに分ける
- 使用頻度別に分けて置く
- フライパンはファイルボックスで立てる
今回は、アイテムの数が多いため、機能的に収納したいキッチン下です。
導線を意識して3ゾーンに分け
効率よく料理をするためにも、キッチンは導線を意識して収納することが大切です。そこで、アイテムを大きく3つのゾーンに分けて置きます。コンロで使う物は「火まわり」としてコンロ下に、シンクで使う物は「水まわり」としてシンク下に、調理台で使う物は「調理まわり」として調理台下に置くと、料理中に必要なアイテムを取り出しやすくなります。また、定位置を決めると探し物が減り、そのスペース内で管理しようとする気持ちにもなるので、ストックを余計に買わずにすみます。3つのゾーンに分けにくいアイテムも「どこにあると便利か」を考えて収納すれば、料理中の無駄な動きが減るはずです。
使用頻度で分けるのも◎
使用頻度でアイテムを分けるのもおすすめです。同じ鍋でも、毎日使う鍋はコンロ下に、年に1回しか使用しない土鍋は、吊り戸棚や食品庫など別の場所に分けて置きます。アイテムが同じだからといって、必ずしもまとめて収納する必要はありません。使用頻度を意識しましょう。 立てる収納でスッキリ! フライパンやお皿などの平たい物は積み重ねて収納しがちですが、下の物を取り出しづらく、つい使わなくなってしまいます。そこで、縦に並べて収納すれば、片手で取り出せて使いやすくなります。しかも一目で何があるかわかるので、すべての物を活用できるようになります。
- 同じ色の容器に詰め替える
調味料や食材のパッケージやラベルには、さまざまな色が氾濫しています。これらが視覚的なノイズとなり、散らかっているような印象を与えてしまいます。色や形を統一した容器に詰め替えれば、スッキリとした印象になりますよ。
- 日常的に使う物だけを持つ
近年は便利なグッズがたくさんありますが、買ったのに使っていない物はありませんか?
たとえばマッシャーや栗むき器など、便利だけど使用頻度が少ない物や他の物で代用できる物は置かないようにするのも手です。
●監修 金内朋子さん
整理収納コンサルタント。500名以上に整理収納のレクチャーを行っている。
著書に『散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)。