片づけをしているとモヤモヤすることってありますよね。
整理収納コンサルタントの金内さんに解決法を教えてもらいます。
Illustration:Risa Kazama
- どうしてもモノを手放せない。どうすればいい?
- 〝いま〟使っていないなら、一年後までに一度でも使うか確認を
過去や未来ではなく“いま”を最優先
何かに使えそうな空箱、娘に着せたいドレスなど、昔使っていたモノを未来に投資すると、スペースを圧迫し、カビや湿気など手入れの手間が増えてしまいます。
「さよならの儀式」を
お札やお守り、人形などをごみとして処分するのは心苦しいもの。白い紙に包み、塩でお清めするなど自分なりの「さよならの儀式」をすることで、罪悪感が薄れます。
「使いこなせていない」ことを受け入れる
バランスボール、圧力鍋、便利グッズなど、使えていないのに何年も放置してしまっているモノはありませんか? 使いこなせないと感じているなら、思い切って手放しましょう。
壊れていないモノはリサイクルへ
穴が開いた服や欠けた食器なら手放せますが、完全な形のモノは不要であっても手放しにくいもの。リサイクルに出したり、欲しいという人に譲ったりするのがおすすめです。
「まだ使えるから」「壊れていないから」「いつか使うかも」と思うと手放せません。とっておくことで安心感はありますが、何年も手放せずにいると、モノが劣化したり、無駄にスペースをとったりしてしまいます。
大切なのは過去や未来ではなく、〝いま〟使っているかどうか。いま使っていなくて手放せないモノは、一時保管ボックスに入れて一年後に確認してみましょう。
一年後までに一度も使わなければ、今後も必要でないかもしれません。
〝感情〟ではなく、「使ったかどうか」という〝事実〟に向き合ってみて。とはいえ、無理に手放さなくても大丈夫。時間をかけて向き合えば、自然に手放せる日がきます。
●監修 金内朋子さん
整理収納コンサルタント。500名以上に整理収納のレクチャーを行っている。
著書に『散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)。