片づけをしているとモヤモヤすることってありますよね。
整理収納コンサルタントの金内さんに解決法を教えてもらいます。
Illustration:Risa Kazama
- いただきモノはどうすれば手放せる?
- 「気持ち」と「モノ」を分けて、「気持ち」だけをいただきましょう
写真を撮って相手に送ってから手放す
家族や親戚からもらったモノや手づくりのモノはとくに手放しにくいですよね。手編みのセーターなら、着ている写真を撮って相手に送り、思い出を残しつつ手放しましょう。
「高価」「新品」
という理由で残さない
いただきモノに限らず、不要だけど「高価だから」「新品だから」という理由だけで残しておくのはあまりおすすめできません。本当に残しておきたいモノを残しましょう。
目立つ場所に置いて視界に入れる
持っている時間が長いほど手放しにくくなるもの。押し入れの奥にしまい込まず、棚の上などあえて目立つ場所に置いて意識することで、手放すきっかけをつくるのも方法です。
欲しいモノを伝えておく
可能なら、事前に欲しいモノを伝えておけば、相手も何を贈るか迷わずにすみます。「〇〇だと家族が喜びます」と自分ではなく家族の意見だとして伝える方法もあり。
いただきモノには贈ってくれた方の気持ちも入っているので手放しにくいですよね。でもモノはモノ。不要な場合は「気持ち」と「モノ」を分けて、「気持ち」だけをいただきましょう。保管ボックスをつくったり、引き出しの一段を「いただきモノ」コーナーにして、「溢れたら手放す」「一年間保管したら手放す」など決まりをつくると手放しやすくなります。贈った側も、あなたがそのモノのことで長年悩んでしまうことは望んでいないと思います。だから必要以上に罪悪感を持たなくて大丈夫。手づくりのモノも同様です。もちろんどうしても手放せないなら無理をしないこと。相手との関係性が変化して、手放せる日がくるかもしれません。
●監修 金内朋子さん
整理収納コンサルタント。500名以上に整理収納のレクチャーを行っている。
著書に『散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)。