ALSOKあんしん教室
中学年向け
(※当授業は、2020年9月に改訂を行いました)
「家の中にいれば安全」と思われがちですが、警察庁の統計によると、子供が誘拐や強制わいせつの被害に遭う場所は、「道路上」に次いで「住宅」が多くなっています(全体の約3割程度)。留守番中の子供を狙った犯行もあるので、児童が一人で留守番をする際には、身の回りに潜む危険について知り、犯行を予防するための行動をとることが大切です。
授業では、「留守番は家に帰る前から始まっている」という命題を基に、留守番を始める前の防犯の心構えを「いいゆだな」という覚え言葉にして児童に紹介します。さらに、業者などの訪問者を装って侵入する犯行例を紹介し、各家庭で対処方法や駆け込み場所などを決めておくように働きかけます。
また、「留守番中の大規模災害発生」を想定し、家庭内の減災対策や、避難場所・連絡手段等を家族と共有しておくことの重要性について伝えます。そして、「災害用伝言ダイヤル(171)」の使用方法を解説し、被災状況下で保護者が知りたい情報は何であるかを考え、所定の30秒以内で話す実技を行います。
留守番前に気を付ける5つの約束を紹介。グループワークでその理由について考え、発表してもらいます。
5つの約束の頭文字をつなげると「い・い・ゆ・だ・な」という合い言葉になります。
留守番中に知らない人が訪問してきたときの対応方法について考えます。
子供部屋の鳥瞰図教材を用い、大地震発生時の危険予測を行います。
「災害用伝言ダイヤル(171)」の練習。被災状況下で保護者が知りたい情報は何かを考え、所定の30秒以内で話す実技を行います。
各家庭の留守番ルールの策定に役立てられる「お留守番約束シート」と、授業の振り返りができる「おさらいクロスワードクイズ」を配布します。